
さまざまなアーティストのクロスカルチャー発信地、『NACC/⽇本橋アナーキー⽂化センター』 。
2023年2月4日(土)から年3月16日(木)の期間で、Vol.4の展示を開催いたします。
引き続き展示の他、コーヒーや染め花、アードブックショップなどを併設し、飲食やお買い物もお楽しみいただけます。
戯が⼈間活動の本質であり、⽂化を⽣み出す根源だとする⼈間観。
そしてまた遊戯は⽣活維持を求める⽣物学的活動を超え、⽣活に意味を与えるものである。
1938 年、ヨハン・ホイジンガが著書「ホモ・ルーデンス(遊ぶ⼈)」で「遊びは⽂化より先に」と語りました。
いわゆる”⽂化”というのは 1 つの概念ではなく、さまざまな”遊び”が⽣み出した副産物であると⾔えるでしょう。
とは⾔えども、昨今の時代を⾒ると”遊び”という⽂脈が薄れ”⽂化=商業”のような定義になってしまいました。
私たちは「⽂化を守る。⽂化を創造する。」など⻭切れの良い⾔葉は⾔いません。
その代わり得体の知れない熱量や情熱を欲しています。
それこそが”遊び”であり、ぼんやりとした現代に対するアンチテーゼになると信じています。
アーティストたちのショーケースであり、またクロスジャンルの化学反応を引き起こす”場”は、混沌であれども完結はしません。
アナーキーな世界を、是非お楽しみ下さい。
NACC/⽇本橋アナーキー⽂化センター Vol.4
【アート】
「アートは魔術 / ⼟⾊豚 選抜展その2 Art is Magic」Curated by SHIGEO GOTO with G/P+abp
後藤繁雄(G/P+abp)キュレーション第4弾となる、企画展。
“メゾン ミハラヤスヒロ”が発⾏するアートフリーペーパー『⼟⾊豚』に登場した、最も注⽬すべき新鋭アーティストによる第⼆回選抜展です。
「アートは魔術」では、4 ⼈の作家が出展。
たかくらかずき:仏教における転⽣とゲーム世界のステージをアナロジーとして扱う。 NFT作品は、まさに再魔術化の実践。
⼩嶋晶:現役看護師である小嶋は、ボディと認知の接続を疑う。
⻘⼭夢:⼭形を拠点に神話学的思考で世界を捉え、獣を通して呪われた⼈間の宿痾を描き出す。
多和⽥有希:現代写真アートそのものを再魔術の最前線として再定義する。

たかくらかずき

たかくらかずき

⼩嶋晶

⼩嶋晶

⻘⼭夢

⻘⼭夢

多和⽥有希

多和⽥有希
⽇⼭ 豪
2018 年に制作されたインスタレーション作品『絃』を、 NACC の⾳響設備に直接張りつけ、展示。
実際に絃に触れ、⾳を奏でることができる体験型アート作品です。
展示デザインは、⻄尾健史が手掛けます。
『絃』
⽇⼭が電⼦⾳楽を中⼼に作品をリリースする過程の中で感じた”⾳はどこにあるのか。⾳は何と関係するのか。⾳を鳴らすと何が⽣まれるのか。⾳とは。⾳楽とは。”という疑問に対して、それを形にし、答えを⾒出そうとする試み。


もしもしチューリップ
パフォーマーとして多⽅⾯で活躍する 3 名による、初の展⽰作品。
ユニット名の由来でもある”電話”を使った、ちょっぴりノスタルジックでアナーキーな作品。

Biko and Kenny from TZC
若者、道、社会問題に焦点を当てた作品を制作し、メッセージを届け続ける少年たち。エントランス付近、⾼さ約6mの壁をドローイング。


DIEGO
メゾン ミハラヤスヒロ発行のアートフリーペーパー『⼟⾊豚』を合本し、DIEGOがペインティングした限定 100 部のスペシャルブック『DOIROBUTA OBSESSION MUSEUM』を継続展⽰販売。

KOSUKE TSUMURA
スケートボードをインテリアにした「skateboard cover」や、さまざまな素材を⽤いたパズルピースを組み替え、インテリアや⾐服に擬態した“PUZZLE WARE(パズルウェア)”の「seathing of seats」を展⽰。


PAC CAT
“破棄された使い捨てマスク群がどことなく鎧のように⾒えた”ことから着想を得て、⼩さく切った紙のピースを無数に連ね、甲冑を纏ったような 2mのボディを制作。
“複製と結合から⽇々⽣み出されては捨てられてゆく情報の表現”として、コピー紙や、ペイントやプリントを施したラミネート加⼯の耐⽔紙を使用。


urayutaka
70 年代後半〜90 代前半の空気感を表現するような、エモさと⽪⾁を交えたデジタルコラージュを作成。コラージュ作品は、あえてアナログな編み物で仕⽴てたニットアート。


【ファッション】
Water Blue
新しいファッションの捉え⽅を提案するosumiによる、3DCG を活⽤したビジュアル映像を多数展⽰。
スニーカーのソールを⾮現実的な動きで⾒せるなど、3DCG でしか出来ない、新しいファッションの可能性。


【映像】
Opening Party Curated by Oi–chan(OIP)
アーティスト:かんばらけんた・⾼村⽉・ちびもえこ・⾁襦袢ゲブ美・平位蛙×MACHAKIMEN・⼭⽥ホアニータ・ChikakoTakemoto・Kily shakley・KUMI
Oi-chanキュレーションによる、ポールダンサーやドラァグクイーンなど総勢 10 名の多彩なアーティストが魅せる、エンターテインメントショーをオープニングパーティーで開催。
展示会期中、パフォーマンス映像をセンター内特設スペースにてご覧いただけます。
また、ダンサー平位蛙が、PAC CAT制作ヘッドピースを着用しパフォーマンスする様子を MACHAKIMENが映像に収めた、コラボレーション作品も放映します。
アーティストプロフィールなどの詳細は、こちらからご覧ください。
お問合せは、下記にて承っております。
【NACC/⽇本橋アナーキー⽂化センター】
住所:〒103-0022 東京都中央区⽇本橋室町 1-6-2 ⽇本橋室町 162 ビル 1F
営業時間:平⽇ 10:00-19:00 / ⼟⽇祝 10:00-20:00
営業日:展示開催期間は全日営業 (詳細はお問い合わせください)
入場料:無料
Tel:03-6262-3862
Email:nacc@sosu.co.jp
HP:nac-c.jp/