「さよならアナーキー⽂化センター」をもって最終回を迎えた、NACC/⽇本橋アナーキー⽂化センターが、期間限定追加企画展で復活。

横⽥⼤輔(ヨコタダイスケ)⽒の写真展「multiplication(マルチプリケーション)」を 2023 年7⽉6⽇(⽊)から7⽉28⽇(⾦)の期間で開催します。

 

 

国際的に⾼い評価を得る現代写真アーティスト横⽥⽒は、都市の⾵景や⼈間を素材に、写真の持つ画像と物質性の問題をラディカルに問い続けてきました。

それは同時に、この世界が”可視なもの”と”不可視なもの”の変換によってなりたっていることを暴露する作業。

通常の写真展ではなく、”異物としての写真”を表現しています。

フロア全体を使って表現する巨⼤な新作プリントは、ダイナミックに床に敷かれ、来場者は写真の上を歩いて展示をご覧いただけます。

 

今度こそ本当の最終回。

NACCのフィナーレを飾るアナーキーな写真展を、ぜひお楽しみください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「 都市では、⾼速で何かが⽣まれ、⾼速で消滅している。

空間や時間もヒトもモノも、乱流の中で、⽣成変化から逃げることが出来ない。

横⽥⼤輔の「写真」は、まるでシステムから漏れ、滲み出てくる不穏な漏⽔のようだ。その漏れ出すものは正体不明で、誰も⽌めることは出来ない。

⽣とも、死とも呼べないそれ⾃体が、増殖をやめることなく、全てのモノ、ヒトに感染していく。そう、この不穏な写真は、それ⾃体で、増殖し、この世界を覆い尽くしていくだろう。」

 

キュレター ・SHIGEO GOTO with G/P+abp

 

 

 

 

 

 

 

 

横⽥⼤輔(ヨコタダイスケ)

1983年埼⽟県⽣まれ。

⽇本写真芸術専⾨学校卒業。

2013 年にオランダの雑誌 Foam Magazine の「Talent Issue」に選出され、その後アムステルダムでの Unseen Photo Fair での展⽰を経て、Foam Museum での個展「site/cloud」を開催。

その間にも、G/P Gallery での個展開催、初の写真集リリースや⽊村伊兵衛賞ノミネートなど、国内にとどまらず、国際的に⾼い評価を得る。

2 年連続 Aperture Foundation PhotoBookAwardsにノミネートされるなど、今最も注⽬されるアーティストの 1⼈。

 

−主な受賞歴−

2010 年 第 2 回写真「1_WALL」展 グランプリ 2013 年Outset|Unseen Exhibition Fund

2015 年 Photo London John Kobal Residency Award 2016 年 Foam Paul Huf Award

2020 年 第 45 回(2019 年度)⽊村伊兵衛写真賞

 

−主な出版−

2012 年 「Nocturnes “AM projects”」 (Dienacht Publishing)

2013 年 「site/cloud」 (artbeat publishers)

2013 年 「Untitled」 (Goliga Books)

2014 年 「VERTIGO」 (NewFave)

2015 年 「垂乳根」 (Session Press)

2017 年 「INVERSION (Paris Edition)」 (Akio Nagasawa Publishing)

 

 

 

 

 

 

【NACC/⽇本橋アナーキー⽂化センター】

住所:〒103-0022 東京都中央区⽇本橋室町 1-6-2 ⽇本橋室町 162 ビル 1F

営業時間:平⽇ 10:00-19:00 / ⼟⽇祝 10:00-20:00

営業日:展示開催期間は全日営業 (詳細はお問い合わせください)

入場料:無料

Tel:03-6262-3862

Email:nacc@sosu.co.jp

HP:nac-c.jp/

 

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